ガスの安全対策 網干健康増進センターの可燃性ガスに対する安全性への取り組みについて

平成22年3月に発生したエコパークあぼしの健康増進センター事故以降、有識者による「網干健康増進センター事故に係る調査・安全対策検討委員会」を設立いたしました。
その中でガス発生と事故原因の徹底した調査を実施し、施工方法や施設構造を安全面で見直し、対策設備の設置・安全を最優先した運用管理体制の確立を検討してまいりました。
その結果、委員会の安全に対する提言を受け、平成23年5月から工事を再開し、安全を最優先とした工事を進めることが出来ました。
そして、平成25年2月には、地域住民の皆様のご理解とご協力の中で「姫路市立網干健康増進センター 愛称:リフレ・チョーサ」がオープンいたしました。

今後は、利用者や地域住民の方々が本施設を安全・安心に利用できる環境づくりと情報の提供に努めてまいります。
まずは、本施設独自のマニュアルの運用を行い、避難訓練の実施、ガス検知設備の定期的な点検等を行ってまいります。また、可燃性ガス発生時における対応を本施設に関わるスタッフ全員に周知徹底し、利用者の安全を最優先に行動してまいります。

安全・安心に本施設を利用いただくための取組み

(1) 施設に配した可燃性ガス対策への三段構えの設備対策

  • 万一、可燃性ガスが発生しても建物内に進入しない構造となっています。
  • 可燃性ガスが地中より自然に抜けるように施設周辺に砕石を敷き詰めています。また、地下地層にガス抜き管を配置し、 地上の排気塔より排気しています。さらに施設地下室に空間を設け、施設内に進入したガスの濃度が高くなる前に地下ピットを通って排気塔より逃げる構造を採用しています。
  • 本施設内95ヶ所にガス検知器を設置し、万一に備えています。
施設に配した可燃性ガス対策への三段構えの設備対策の図

(2) 定期的な情報の提供

ア.可燃性ガス濃度測定値データの公開について
  • 本施設スタッフが常時ガス濃度測定器を携帯し、ガス濃度を把握します。
  • 測定結果は、ロビーに掲示し、利用者へ告知しています。
ガス濃度の測定に使用する機器の写真
ガス濃度の測定に使用する機器
イ.安全対策資料の掲示について
  • 可燃性ガスが発生する立地の特性を明示して利用者にご理解いただけるように取り組み、本施設の可燃性ガス濃度検知器のシステムや安全対策概要等を分かりやすくビデオにまとめ、映写しています。

(3) 可燃性ガスによる事故の未然防止策

  • 本施設の可燃性ガス安全対策行動計画を定め、スタッフ全員に定期的な研修・訓練を通じて周知徹底しています。
  • ガス検知設備は、定期的な動作点検を実施し、その精度を保たせています。
  • 日常については、スタッフによる中央監視盤のチェックを行い、利用者の安全を確保しています。

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